寝違えと言われる症状のほとんどが放置していても3日以内に痛みがとれるため、とても軽視されているのが現状です。しかし、寝違えと言われる症状の一部には、脳(脳疾患)や頚椎(頸椎ヘルニア)の病気からくるものがあるのです。この様な重篤な病気が隠れている場合もありますで、「首が痛い」「首が回らない」という時は様子をみないで、早目の診察を受けましょう。
寝違え
寝違えを起こした時の応急処置
じっとしていても首が痛かったりぜんぜん動かない時は、氷で患部を10分程度冷やしてください。目安は首の痛みが飛んで感覚が無くなるくらいまで。その後、患部に冷湿布を貼り、なるべく首を動かさないようにしてください。
寝違えた時のおすすめストレッチ方法
・首の後ろの筋肉のストレッチ…1セット(後頭部に両手をあてて、息を吐きながらゆっくり首を前に倒す。そのまま約5秒静止する。)を3セット行う。
・首の横の筋肉のストレッチ…1セット(首の右側を寝違えた場合…左手の手のひらを頭を抱えるようにして右耳辺りに添え、息を吐きながらゆっくり首を左に倒す。そのまま約5秒静止する。)を3セット行う。なお、首の左側を寝違えた場合は、この反対の動作を行う。
当院の寝違えの治療法
1)寝違えた場所が動かすと痛かったり熱っぽかったりする場合は、氷で冷やしテーピングや包帯で首まわりを固定してください。
(症状がひどい時にはコルセット(頸椎カラー)の貸し出しします。)
3)熱感が無くなってきたら、血流を良くするために電気治療・マッサージ・温灸療法などを施します。
4)痛みが無くなっても筋肉が硬くなっている場合は、ストレッチ等の運動療法を用いて再発防止に努めるようアドバイスを行います。