足首を捻挫しても、軽度の場合であれば放置していても痛みがすぐなくなり、歩けるようになるという事から、捻挫はとても軽視されがちです。しかし、痛みがとれたからといって完治したわけではなく、じん帯が伸びたままで関節が緩くなっているので、そのまま放置していると、捻挫を繰り返してしまう恐れがあります。よって、捻挫をしたら様子をみないで、すぐに治療を受けましょう。腫れがひどいまま放置していると、しこりのようになり、腫れが引くのに余計な時間がかかってしまいます。また腫れがでてなくても捻挫を放置していると、長時間歩くのに痛みが出たり、足が疲れやすくなる場合があります。 普段の生活からストレッチ等を取り入れたりして、身体を柔らかくして捻挫をしにくい足にしましょう。
足首の捻挫
捻挫の種類
軽度…じん帯が伸びた状態
中度…じん帯が部分的に切れた状態
重度…じん帯が完全に切れた状態
足首を捻挫した時の応急処置
1)冷水か氷で10分~15分位冷やしてください。目安は足首の痛みが飛んで感覚が無くなるくらいまでです。
2)足首に冷湿布を貼り、包帯や三角巾などで足首が動かないように固定しましょう。
3)横になった時は、足首が心臓の位置よりも高い位置になるようにして(足枕などを使って)これ以上腫れないようにしてください。
当院の捻挫の治療法
1)熱を持って腫れがひどい場合は、氷で冷やし、テーピングや包帯で足首を圧迫・固定します。
(歩行が困難な場合は、松葉杖の貸し出しも行っています。)
2)熱感がなくなってきたら、血流を良くするために電気治療、マッサージ、温灸療法を施します。
3)腫れがなくなってきたら、固くなった筋肉をほぐすためにストレッチを施し、再発防止の為に運動療法を行います。